【学生ママ】男性の育休取得ってどうなの?

こんにちは!たまです。

私、医学部1年生&妊婦という二足のわらじ生活を過ごしています。 現在妊娠6ヶ月目。 予定日はクリスマスあたりなのですが、上手くスケジュール通り行った場合 約2週間で1月から学校に復帰し、2月からの冬休みを平和に過ごすため 怒涛の試験勉強に追われることになり、1月は子供の面倒を日中見ることが できなくなってしまいます。

「その間、どう対策していくのか?」 

ここについては旦那や両親、旦那両親と相談して1、2月の間はパートをされている旦那の母親がお手伝いしにきてくれるということで、ありがたいことに切り抜けられそうなのですが そんな時、旦那が職場の男性育休制度について調べてきたようで、その制度がなんと

男性が2ヶ月育休を取得した場合、子供の保育料を半額会社が負担する

というなんともありがたーい制度

だったのですが、ん?まてよ?と。 男性である旦那が育休を取ることに職場の理解はあるのか? 旦那の出世は大丈夫か?影響しないか? というかその制度、なんでパパが取った場合だけやねんw と今後の心配と日本の男性の育休取得についての疑問がふつふつと湧いてきました。

そこで今回は日本における男性の育休取得について調べてみたのでご紹介します。 受験や医学部生活には関係ない息抜き記事です(笑)

ここまで低い、日本男性の育休取得率

日本の男性育休取得率はH29年の雇用均等調査によると 女性で83.2%、男性ではなんとわずか5.14%!取得率には15倍の差があるのです

ここまで差がある原因は 日本ではまだまだ男性の育休取得に理解が少ないこと が最たる根本原因だと思います。 日本でも30年以上前よりは女性の社会進出が進んでいるとはいえ やはり、男性の育休取得には偏見が残っているようで 「妻は何をやってるんだ?」とか「出世は諦めろ」など 言葉には出して言われないかもしれませんが、雰囲気や育休取得後の働きにくさ というのはまだまだ根強いようです。 現に、私の元職場でもお子さんが産まれたご夫婦の全ての組が 奥さんが産休を取得してそのまま育休をとる という流れがほとんどで、パパが育休を取っているご家庭は見たことがありません。

そういったご家庭の奥さんはがっつり家庭に入りたいタイプか?と言われればそんなことは全くなく、むしろ他の男性社員よりバリバリ成果をあげるデキる営業マンであることが圧倒的でした。そういった方々が、もしかしたら女性というだけの理由で仕事から離れてしまうのは社会的・企業的な損失だなーとつくづく思います。

形だけの男性の育休

育休の取得については男女ともに法律がありますが、なかなか男性の取得が進まない 日本で、どうやら「男性の育休取得を義務化する」という企業もちらほら 出てきているようです。これは「男性の育児参加への社会、企業の意識を変える」 という点では有益に働くのかもしれませんが、そもそも男性だけ義務化って 男女差別なんじゃない?と思ってしまいました。 私の旦那さんの勤める会社の育休制度も男性の取得だけに特化しています これはおそらく会社の男性の育休取得率を上げてブランディング化を図りたい という会社の意図だと思うのですが、ここについては夫の考え方が ご夫婦の生活や幸せにも大きく影響する部分だと思います。 「男女関係なく、育児は二人で協力しながら行うべき」

という思考を持ってくれてる旦那さんならハッピーになっていいのですが そのような旦那さんはまだまだ少ないのでは?

「育児は奥さんに任せて、自分はバリバリはたらいてキャリアを積み上げたい」

という旦那さんの場合は人にもよりますが 義務的に取らされた育休の間、本当に育児に積極的に参加してくれるのか? 形だけになってしまわないか?それで夫婦喧嘩にならないかなど なんだかとっても不安になってしまいます・・・

この悪しき「子育ての全責任は全部ママで男性はお手伝い」という風土を変えるには 「男性育休義務化」ぐらいの「強力な政策のメッセージ」が必要になるのかもしれませんが それ以前の学校教育などで、子供の頃から植え付けられるジェンダー意識を 変えていく必要があると思います。 また、個人的な幸せのためには協力的な男性と結婚することが最も重要です本当に

フランスに見る父親産休の成功事例

面白い記事を見つけました。

「父親ゴロゴロ」問題は、産前産後の「両親教育」と「男女で過ごす子育てスタートアップ」休暇で解決するというエビデンスがすでにフランスにはあるようなのです。資料はこちら

フランスには「父親ブートキャンプ」という半ば強制的に「父親にする」ための休暇が14日間あり、「病院にいる間に、父親の来院に合わせて、沐浴やオムツ替えなどを両親ともに指導をする」というほど「教育」も徹底させているとのことなのです。 この初期のスタートアップは、家庭内での長期的な家事育児分担にもポジティブな影響を与えているとのデータまで出ているようなのです。

日本で問題になっているワンオペ育児

この問題の解消を図るためにも子供が生まれた後の育休よりも 産後すぐの2週間以上の「子育てスタートアップをカップルで過ごせる男性育休(産休)」で、男性の長期の育児への関わりを増やしていくことが重要なのかもしれません。

まとめ

大学には学生の出産を想定した産休・育休の制度はありません。 なのでなんとか自力でやり抜けないといけません。 今となっては会社の育休制度は本当に素晴らしいとありがたみを感じています。

私は将来医師となる身です。(なれるよう頑張ります!)

おそらく多くの病院には一般企業にあるような育休・産休の取得制度などは まだ十分に整備されていないように思います。

一度、ビジネスを経験した身として、働きやすい病院の制度作りなどにも 貢献していけたらなと思うこの頃です。